愛犬の匂いを抑えたい、そんな時はブラッシングの活用を考えてみると良いでしょう。

ブラッシングは、愛犬の毛並みを整えるだけでなく、体に付着した汚れや匂いの元まで取り除けるケアです。定期的にブラッシングをすることで、体臭が発生しにくい状態を作ることができます。

ただ、ブラッシングをしてあげたくても愛犬が嫌がると悩む人もいるでしょう。愛犬がブラッシングを嫌がる場合は、まずブラッシングが嫌いな理由を考えてみると良いでしょう。
子犬の場合は、見慣れないブラシに対し警戒心を持ってしまうことは少なくありません。その場合は、いきなりブラッシングを始めるのではなく、まずブラシは怖くないものと思わせていくことが有効です。ブラシを持つ時には、おやつも一緒に見せるようにすれば、ブラシが出ればおやつもついてくると印象を与えることができます。

ブラシ自体の警戒心を解いた後に重要となるのが、ブラッシングの方法です。毛玉があるのに無理やりブラシを通そうとするなど、犬が痛がったり嫌がったりするブラッシングをすれば、ブラシを見る度に逃げてしまう状態となるでしょう。こうした状態を避けるには、最初に毛玉をほぐしておくなど、愛犬にとって負担が少ないブラッシングを心がけておくことが有効です。ブラッシング自体を怖がるようであれば、膝に乗せてマッサージをするところから始めるなど、愛犬が少しでもリラックスできる環境を作っておくと良いでしょう。

愛犬が快くブラッシングを受け入れてくれるようになれば、匂いの元ととなる皮脂などが体に残りにくい状態となります。ブラッシングは、愛犬の体の血行を促進できるだけでなく、体の異変にいち早く気付けるなど様々なメリットがあるものです。そのため、愛犬を迎え入れたら早い段階からブラッシングに慣れさせておくと良いでしょう。短毛種であっても、定期的にブラッシングをすることで、皮脂が原因となる体臭がつきにくい状態を保つことができるでしょう。