愛犬と一緒に過ごしていると、体臭や口臭が気になってくることがあります。そのような場合は、匂いのもとに対応したケアをしてあげるようにしましょう。まず挙げられるのは皮脂の汚れです。これにはやはりシャンプーがお勧めです。ただしあまり頻繁にシャンプーをするのはよくありません。乾燥した冬場は1か月に1度の割合、高温多湿の夏は2週間から3週間に1度の割合でのシャンプーがベストです。ただし皮脂の多い犬種は、頻度を少し高くしてあげましょう。またシャンプー選びですが、犬が気にするような匂いの物は避けるようにします。

水が使えない時とか、旅行中の場合は洗い流し不要のシャンプーがお勧めです。それから目ヤニも注意してください。そのままにしておくと、雑菌が繁殖するもとになってしまい、悪臭がするようになります。目やにがついている場合は、スキンケア用のコットンなどを使い、そっと拭き取るようにしましょう。それから耳垢や耳がにおう時も要注意です。無理して自分でケアせずに、動物病院で洗浄してもらうのがいいでしょう。

特に耳が垂れている犬種は、内部が蒸れてしまうこともあります。皮脂が多い犬種の場合は外耳炎を引き起こすこともあるので、やはり動物病院に連れて行って、ケアをするようにしましょう。あと顔に元々しわがある犬種は、しわの内側に汚れがたまりやすいので、時々きれいに拭き取ってあげるようにしてください。皮脂が多い犬種の場合は、ブラッシングを丁寧にしてあげるようにします。新陳代謝が促進されるので、皮脂の分泌が過剰になるのが抑えられます。

さらにブラッシングをすることで被毛の汚れも落ちて、雑菌の繁殖を防ぐことができます。また被毛が長い毛の犬は、尿の成分がついてしまうこともありますが、そのような時にもブラッシングは便利です。匂いのいいスプレーを使ってのブラッシングは、リラクシング効果をもたらしてくれます。そして口臭対策もきちんとしておきましょう。犬は歯周病になりやすく、本当は歯磨きをしてあげるのがいいのですが、それが難しい場合はケアグッズを使ったり、歯磨き効果のあるおもちゃを与えたりするといいでしょう。