室内で愛犬を飼う場合にしておきたいことが、匂い対策です。一緒に暮らしていく上で、常に気になる匂いがする状態となれば、快適な生活を阻害してしまうことになります。家で暮らす人も愛犬も快適に暮らせる環境を作りたいのであれば、匂いを抑える工夫をしておくと良いでしょう。

犬の匂いの中でも、目立ちやすいのが体臭です。犬は人のように、体から汗をかくことができない動物です。体温調整は舌を出すことによって行っていくため、汗によって体臭が発生することはないと考えておいて良いでしょう。汗をかかない犬の体臭の原因となるのが、体を守るために分泌される皮脂です。
体の水分の蒸発を防ぐ皮脂は、必要だから分泌されるものです。ただ、分泌された皮脂がずっと体の表面にある状態になれば、皮脂は徐々に酸化し犬の体臭へと変わっていくことになります。さらに、分泌した皮脂に細菌が繁殖し、そこから匂いが発せられることも多いものです。そんな皮脂が原因の匂いを取り除くために有効な方法が、シャンプーです。
定期的にシャンプーを行えば、皮脂の酸化や細菌の繁殖を防ぐことができます。ただ、必要以上にシャンプーを繰り返すと、体を守るために必要な皮脂まで失われ、愛犬の皮膚が乾燥しやすい状態へと変わっていくことは少なくありません。感想が酷くなれば、かゆみなどのトラブルを生むことになります。そのため、愛犬の匂い対策のためにシャンプーをするとしても、2週間に1回程度のペースを心がけておくことがおすすめです。適度な間隔を開けることで、匂いの原因となる皮脂や細菌は落としつつも、愛犬の体を守る皮脂を守れるようになります。

そんなシャンプーを選ぶ際に気にかけておきたいことが、香りです。匂いが気になるのであれば、体臭を隠すような強い香りのシャンプーを使えば良いと考える人もいるでしょう。しかし、香りが強すぎると愛犬にストレスを与えてしまうことがあります。そのため、愛犬のためのシャンプー選びの際は、香りの強さにも注目をしておくことがおすすめです。