全国各地で増えてきているのが、ペットと泊まれる宿です。一緒に泊まれる宿を選べば、ペットホテルなどで愛犬に寂しい思いをさせる必要がなくなります。さらに、近所の散歩ではできない体験を愛犬にプレゼントできるというメリットも生まれます。そんな愛犬との旅行で重要となるのが、予防接種です。
愛犬と泊まれるホテルや宿は、他にもペット連れのお客さんがいることが多いものです。狂犬病と混合ワクチンの接種をしていない犬を連れて行くと、他の人や犬に迷惑をかけてしまうことになります。それだけに、ペットと泊まれる宿は予防接種をした犬でなければ泊まれないことが多くなっています。愛犬と一緒に旅行をしたいと考えているのであれば、まず宿の規約を確認し、必要であれば動物病院に行って予防接種を受けるようにしておくことがおすすめです。
この時に重要となることが、旅行直前に予防接種をしないことです。狂犬病や混合ワクチン接種をした後に、副反応が出る犬というのは珍しくありません。前日など旅行の直前に予防接種をすると、旅行中に愛犬の体調が悪くなる可能性も出てきます。それだけに、愛犬と安心して旅行をしたいのであれば、2週間以上前など早めに予防接種を済ませておくことがおすすめです。接種をしたことを証明するためには、混合ワクチン証明書と狂犬病予防注射済証の提示が必要となります。旅行に行くことが決まったら、その時点で書類の準備もしておくと良いでしょう。
既に予防接種が済んでいる場合であっても、ドライブなど長距離移動に慣れていない犬の場合は、事前に動物病院に行っておくことがおすすめです。動物病院に行けば、犬用の酔い止めの薬を貰うことができます。特急や新幹線、高速道路での移動など、好きなタイミングで休憩を挟みにくい移動手段を選んだ場合でも、予め酔い止めを飲ませておけば乗り物酔いによる負担を軽減可能です。ある程度、車に慣れているような犬でも、長距離移動に対し少しでも不安を感じているのであれば酔い止めの入手をしておく方が良いでしょう。